カメラ修理YCS>修理実績>カメラ シャッター 不良 鳴き
カメラ シャッター 不良 鳴き
※画像クリックすると拡大します。
シャッターが作動しなくなる原因も色々ありまして
故障状態の別項目にしています、『ミラーの作動不良』や
『シャッター幕の作動不良』が主な原因かと思われますが
その根本的な原因はミラーやシャッター幕を動かしている
箇所の油切れによるものがほとんどです。
また、カメラによってはシャッター羽根付近に注していた油が
染み出し、油で粘って羽根が動かなくなる場合もあります。
これは絞り羽根の故障状態と同様で、
上記油切れの場合もそうですが、長い間カメラを使っていると
自然と発生してしまう現象かと思われます。
シャッター幕が動かなくなる原因の1つとして
幕を軸に固定させている“リボン”という細い紐状のものが
経年劣化により、切れてしまったり伸びてしまったりすることもあります。
旧い機種ですと、交換部品の在庫がありませんので
こちらでリボンを作成しないといけません。
元のリボンの幅や長さを正確に計り、生地をカットしたものと
交換すればシャッター幕は正常な動きに戻ります。
Canon AE-1 Programというカメラのシャッター故障で
『シャッター鳴き』と呼ばれているものがあります。
これはミラーの力を吸収するダンパーギアの油切れが原因で、
ギアと軸の金属音が鳴り 実際にはミラーが鳴いているものの、
シャッターを切る度に音がするので『シャッター鳴き』と呼ばれているようです。
(画像はCanon AE-1 Programではございません)